アスペクト(座相)とは、天体(や、感受点)同士が作る座相のことです。英語では、Aspectとつづり、様相、角度、向き、相などという日本語に訳されますが、占星術ではアスペクト(座相)と呼びます。

2つ以上の天体が、どのような位置関係に置かれているのかを示すもので、角度で表わされます。学習ではその角度の種類と名称を覚える必要があります。

アスペクトがどのような役割をするかというと、例えば、牡羊座にいる水星は、積極的な話し方をする人だと判断したとしますが、この状態が良い意味に傾くかどうかは、他の天体から受けるアスペクト(座相)次第なのです。

例えば、水星が火星と合になっていれば、熱意のある話し方が吉とでたり、過熱して興奮しやすくトラブルになりがちなど吉凶混合になります。また、水星が土星とよい座相のときは、地道で建設的な交渉力がよい結果をもたらしやすいという具合になります。

西洋占星術では、上記のように天体と天体の角度を計算したアスペクトと、サイン同士のアスペクトを使う場合があります。サイン同士のアスペクトは主に、雑誌やネットの12星座占いに使われています。また、インド占星術もサイン同士のアスペクトが使われます。ただし、インド占星術のアスペクトの種類や考え方は西洋占星術とは異なります。

西洋占星術のアスペクトについて

このページではアスペクトについて次のような事をご紹介します。

アスペクトの種類
アスペクトの分類
複合アスペクト
アスペクトのオーブ
解読の優先順位
ノーアスペクト

アスペクト中心の本をこちらのページにまとめました: 占星術の勉強-アスペクト中心の本-

アスペクトの種類

アスペクトには概ね次のような種類があります。(この他にも存在します)

コンジャンクション:0度(とても強力な影響がある)
オポジション:180度(強い影響がある)
スクエア:90度(強い影響がある)
トリン:120度(スムーズで穏やかな影響がある)
セクスタイル:60度(スムーズな影響がある)
インコンジャンクト:150度(やや強い影響がある)
セミスクエア:45度(やや強い影響がある)
セミセクスタイル:30度(ややスムーズな影響がある)

アスペクトの分類

アスペクトの分類方法はいくつか存在します。

第一種・第二種・特殊

よく説明される分類方法が、第一種と第二種そして特殊です。

第一種

メジャーアスペクトとも呼び、0度、60度、90度、120度、180度の5つありますが、150度も第一種と考える占星術師も少なくありません。

第二種
マイナーアスペクトと呼び、30度、45度、135度、150度などがあります。
特殊
特殊はパラレルのみ。第一種も第二種も黄経上の角度ですが、パラレルは赤緯の位置関係で見ます。

パラレルを第二種と考える占術家もいます。第二種はあまり重要視はされませんが、タイトなアスペクト(下のオーブを参照)の場合、リーディングの際考慮する占星術師もいます。また、未来予知でプログレスを利用する際は、マイナーアスペクトが活用されることが多くあります。
基本的に第一種を覚えれば十分です。

第一種のアスペクトの記号

アスペクトにも記号があります。以下に第一種のアスペクトを並べました。左から0度、60度、90度、120度、180度です。尚、通常は0度ではなく、合またはコンジャンクションンと呼びます。その他のアスペクトも同様です。また、木星と土星がスクエア(120度)というときは、下の段のような表記になり、間にアスペクトの記号を入れます。

アスペクト

ハードアスペクト・ソフトアスペクト

その次に分類されるのは、ハードアスペクトソフトアスペクトです。
これは、そのアスペクトの影響力がハードなのかソフトなのかで分類しています。

ハードアスペクトには、強度があり大きな影響力がある 0度、180度、90度があります。

ソフトアスペクトにはその影響が徐々に及んでソフトである、120度、60度があります。

複合アスペクト

複合アスペクトとは3つ以上の天体がアスペクトを作りあっている状態をいいます。例えば次のようなものがあります。

グランドトライン:3つの天体が120度を作りあっている。
グランドクロス:2つのオポジションがクロスして形成される。4つの天体がかかわっています。
T字クロス:1つのオポジションに90度が加わってT字に形成される。3つの天体がかかわっています。

この他、ヨード調停という特殊なアスペクトがあります。

ホロスコープの全体を解読する際に、これらのアスペクトがあるかないかまずチェックするためとても重要です。

アスペクトのオーブ

アスペクト(座相)にはオーブという考え方があります。例えば、ピッタリ120度というのは、高効果ですが、あと5度、10度で120度という場合もあるわけなのです。その場合に使われるのがオーブ(つまり許容範囲です)ですが、これに関しては明確なルールがあるわけではありません。

太陽や月を絡む座相に関して多くのオーブをとる場合や、接近なのか分離なのかによってもオーブを変えることもあります。メジャーアスペクトはオーブ8度でマイナーアスペクトはオーブ3度など、占う人によってさまざまです。これは、ある程度経験して、ちょうどよいところを自分なりに探していくしかなさそうです。

座相も奥の深い項目です。最初に述べたように、まずはさらりと全体を勉強し、再度この項目について深く勉強していくのがよいと思います。

今までこのオーブについて多くの本を読んできましたが、特に(未来予知で使用する)トランジットする天体が作るアスペクトについてはこのオーブについて様々な意見があります。

一つは、正確なアスペクトを作る時がもっとも影響力が大きい。もう一つは、あるサインに入った瞬間からその影響力がある。という意見です(これはサイン同士でアスペクトを判断するのとほぼ同じです)。

また、出生図に見られるアスペクトについて自論になりますが、それらはあくまでもそのような傾向があると判断しています。人間には意志がありますからそのような傾向は自らの意志の力でどのようにも変えていくことができるからです。出生図のアスペクトはその人がたどる運命や宿命を表しているわけではありません。そういった傾向があるだけです。

解読の優先順位

ホロスコープ上には様々なアスペクトが表示されます。

例えば、恋愛運を見るのに通常金星のアスペクトに着目しますが、いくつもアスペクトがあった場合、一体どこから手をつけたらよいのか迷います。基本的には一つ一つ丁寧に解釈していくことになりますが、優先順位としては、強力なアスペクトから読んでいくことになると思います。

強力なアスペクトというのは、影響力のあるアスペクトなのか、オーブはどのくらいか、そしてアスペクトを作る天体がベネフィックなのかマレフィックなのか、によります。

ノーアスペクト

アスペクトのオーブを5度などタイトにすると、アスペクトを1つも作らない天体がでてきます。
どのような意味があるかというと、一説ではその天体が意味することが発揮されにくかったり、不活発だと言われています。例えば金星がノーアスペクトだと恋愛経験が少ないなどです。

オーブをどのくらいとるかによって変わってくるので、どの状態をノーアスペクトというのかが問題です。また、サイン同士のアスペクトの場合はノーアスペクトになる天体は少ないと思います。

サイン同士のアスペクトとオーブ

サイン同士のアスペクトというのは、サインとサインの間がいくつあるのかを見ていくもので、アスペクトの種類はオーブを利用したときと変わりません。

一方が牡羊座で、もう片方が蟹座の場合、90度のスクエアになります。

アスペクトの矛盾

西洋占星術でもサイン同士のアスペクトが使われると冒頭で説明しました。実は、サイン同士のアスペクトとオーブを使用したアスペクトでは矛盾が出てきてしまいます。

例えば、サイン同士のアスペクトだと、一方が牡羊座で、もう片方が蟹座の場合、90度のスクエアになります。もし牡羊座の1度と、蟹座の29度の場合はどうでしょうか?オーブが2度の120度、トラインになってしまいます。

スクエアとトラインでは解釈が全く異なります。これを解決するのに、ある文献ではオーブ付きのアスペクトと、サイン同士のアスペクトが同じ場合だけ採用すると説明していました。あくまでも参考として紹介しましたが、サイン同士なのか、オーブなのかは、占いが当たっている方を採用していくしかないと思います。

サイン同士かオーブを利用するか

サイン同士を使ってアスペクトを見る場合、問題となってくるのが、トロピカル方式と、サイデリアル方式です。オーブを利用するにあたって問題となってくるのが、オーブをどのくらいにするのかという点です。

トランジットで運勢をいろいろ見てきましたが、今のところサイデリアル方式でサイン同士のアスペクトの方が的を得ています。また、天王星、海王星、冥王星は動きが遅いためサインではなくオーブを利用したアスペクトを使ってます。(2019年現在)

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