占星術の勉強-アスペクト中心の本-
占星術の勉強に役立ちそうなアスペクトについて書かれた本を紹介しています。アスペクトそのものの意味が書かれた本や、出生図の天体同士が作るアスペクトの意味、トランジット天体が出生図の天体に対して作るアスペクトの意味など本のテーマがいろいろあります。
『正統占星術入門』
『正統占星術入門』は著者「秋月さやか」、1995年11月24日出版の本です。その後、2003年に増補改訂版が出版されました。
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増補改訂版との差分
増補改訂版との差分ですが、増補改訂版には2020年までエフェメリス(天文歴)が掲載されているのと、ドラゴンポイントの説明が少し変更になった点です。その他の項目に変更は見当たりませんでした。
『正統占星術入門』の内容
個人のホロスコープ上に表示される天体間のアスペクトについて説明されています。
2天体がアスペクトを形成するとどのような性質が現れるのかという大雑把な解説がまずあります。自分で意味を考えたいときの参考になります。
0,180,90,60(120)、150度の個々の説明があります。60度と120度は同じ説明です。また、ノーアスペクトの天体毎の説明があります。アスペクト以外の基本的な占星術の説明も詳細にあり、手元に置いておきたい1冊です。
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『アスペクト占星術』
『増補改訂版 アスペクト占星術(ルルラブア著)』は、2005年12月に出版されたアスペクト中心の本です。
『アスペクト占星術』の内容
出生図のアスペクトから性格・適正・金運・愛情を占います。アスペクトを合(0度)、吉(60度、120度)、凶(90度、180度)の3つで分けて説明しています。
未来予知では、トランジット天体のネイタルに対するアスペクトの説明があります。アスペクトは合、衝、90度の3つです。
ハウスにいる天体の意味や、サインにいる天体の意味はありませんので、2冊目によいと思います。
『決定版 西洋占星術実修』
『決定版 西洋占星術実修(秋月 瞳 著)』は、2009年7月とその後、復刻版として2022年に出版されたアスペクト中心の本です。
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『決定版 西洋占星術実修』の内容
筆者のホロスコープ解読のスタイルはアスペクト中心です。アスペクトによって個人の性格や未来、相性を占うもので、ハウスを取り入れることはもともとないようです。
アスペクトのみを集中して研究されてきているので、個々のアスペクトの解説には、参考になることが多いです。
出生図のアスペクトの説明と、トランジット天体が作るアスペクトの説明で、個人を対象とした解釈です。
また、ノーアスペクトの解釈について簡単な説明があります。
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『図説 星の象徴事典』
『図説 星の象徴事典(キム ファーネル (著))』は、2008年5月1日に出版された辞典で、各アスペクトについて書かれています。
『図説 星の象徴事典』の内容
辞典で、占星術用語が事細かく記載されている本です。アスペクトの説明が参考になった本です。
特に、150度(インコンジャンクトまたはクインカンクス)について、第一種のアスペクトと考える占星術家が多く、最近気になって調べたところ、アスペクトの説明が面白かったです。
『詳解 月の正統西洋占星術』
『詳解 月の正統西洋占星術(神谷 充彦 (著))』は、2009年11月に出版された本です。タイトルからは、月を中心にした本のように思えますが、チャート解読のための説明も多くあります。
『詳解 月の正統西洋占星術』の改訂版
とても支持のある本で、2022年には加筆と修正と再編集された『詳解 月の占星術技法大全~基礎から実践まで~』が出版されています。
『詳解 月の正統西洋占星術』の内容
アスペクトの項では、2天体のアスペクトで月が絡むとどうなるのかというのと、3天体絡むアスペクトの中に月があるとどう解釈できるのかという、細かい説明があります。
前者は、月と各天体と0,60,90,120,150,180のアスペクトを形成した時の説明。月を含んだ複合アスペクトをどう読み解くのかという解説になります。
『占星術完全ガイド ―古典的技法から現代的解釈まで』
『占星術完全ガイド ―古典的技法から現代的解釈まで(ケヴィン・バーク (著))伊泉 龍一 (翻訳)』は、2015年9月に出版された本です。
『占星術完全ガイド ―古典的技法から現代的解釈まで』の内容
アスペクトの歴史的な成り立ちやオーブの考え方について説明している本です。
アスペクトそのものの説明もあります。オーブについては多数の意見があり、どのように考えればよいか迷うことがありますが、この本で自分なりの指針が見つかるかもしれません。