西洋占星術を独学するための基本書ガイド

当ページでは西洋占星術の勉強をするための基本的な項目が中心となっている書籍を紹介しています。当サイトの無料講座と合わせて読むことで理解が深まることと思います。10天体の名称や12サイン、ハウスやアスペクトについては断片的に知識があり、さらに詳しく本格的に勉強したいという場合におすすめする本です。

占星術は初めてで、ゼロから勉強しようという場合は、入門書から読み始めるとよいと思います。

各書籍の紹介ページでは以下の10項目が含まれているかどうかを確認しやすいように一覧にまとめています。

  1. 占星術とは・歴史
  2. 12サイン
  3. サイン区分
  4. 10天体
  5. 感受点
  6. アスペクト
  7. ハウス
  8. ホロスコープの作成
  9. ホロスコープの解読
  10. 未来予測

占星術の理解を深める基本書の選び方

占星術の学びをさらに深めるためには、基本書の選び方が重要です。以下のポイントを参考に、自分に合った一冊を見つけてください。

解釈の違いを楽しむ段階へ

占星術の基礎がある程度固まると、著者ごとの独自の視点や解釈の違いを楽しめるようになります。基本書は、より深い内容や新たな視点を提供してくれますが、混乱しないためには、まず自分の中で確立した基礎を大切にすることが重要です。

解釈は自由で多様

占星術には「これが正解」という唯一の解釈はありません。基本書では入門書よりも詳しい内容や専門的な視点が示されていますが、それらはあくまで一つの見方にすぎません。「こんな考え方もあるんだ」と、柔軟な姿勢で読むことを心がけると良いでしょう。

基礎を土台に、新しい視点を広げる

基本書は占星術をさらに深く理解するための道しるべです。基礎がしっかりしていれば、さまざまな本を読み比べても無理なく吸収できます。異なる視点に触れ、自分の中での占星術のスタイルを築いていくための一冊として、基本書を活用しましょう。

このページでは、標準的な解説を中心とした基本書を厳選して紹介しています。それぞれの書籍についての詳しい解説や活用ポイントも記載していますので、ぜひ参考にしてください。

占星術の基本の本

以下のリンクをクリックすると当サイトの本のレビューページに遷移します。日本での出版の新しい順に並んでいます。(この一覧は随時更新されます)

  • 鏡リュウジの占星術の教科書1(2023年1月)

    占星術を基礎から学びたい方に最適な1冊です。占星術の重要な要素を体系的に学べる内容で、ホロスコープの解読法や各天体、星座、アスペクトの意味をわかりやすく解説しています。1巻から3巻にかけて、占星術の基本を着実に学びながら、実践的なリーディングスキルも身につけられます。

  • 基礎からわかる西洋占星術の完全独習(2020年12月)

    この本は、占星術の基礎をしっかり学びたい方に最適な基本書です。ホロスコープの構造や12星座、天体やハウスの意味などの基礎知識に加え、実際にホロスコープを読み解く技術や未来予測(プログレス・トランジット)の方法まで幅広く解説されています。また、豊富な事例や実践的なアプローチが特徴で、初心者から中級者までしっかりと占星術の学びを深められる内容です。

  • 占星学/ルルラブア著(2017年3月)

    1995年2月に出版され2017年に新装復刊された大ベストセラーの1冊です。占星術の基礎が体系的に学習できる本で、基本を勉強したい方にはおすすめです。「ホロスコープの解読」は概要です。

  • あなたのための占星術(2010年10月)

    1987年に海外で出版され、ロングセラーとなった本です。ステップ・バイ・ステップで、空白を埋めることによって解釈のサンプルを作ることができます。ホロスコープの解読を中心に学習することができます。「歴史」と「ホロスコープの作成」はありません。

  • アスペクト占星術/ルルラブア著(2005年12月)

    出生図のアスペクトとトランジットのアスペクトを中心に解説された本です。太陽と月のサインの意味は分かりやすい文で参考になります。「星座」「天体」「歴史」「ホロスコープの作成」の基本については概要です。「感受点」と「ハウス」の解説はありません。

  • 正統 占星術入門/秋月さやか著(2003年12月)

    1995年に初めて出版されて以来ロングセラーとなった解説書で増補改訂版が2003年に出版されました。「歴史」と「ホロスコープの作成」が詳しいです。「未来予測」と「ホロスコープの解読 」がありません。

  • 最新占星術入門/松村 潔著(2003年10月)

    1996年に出版されて以来ロングセラーとなり、2003年に増補改訂版として復刻されました。初心者でもホロスコープの解読ができるよう、分かりやすく解説された本です。「歴史」は概要で「未来予測」の解説はありません。

  • 実習 占星学入門/石川源晃著(1988年11月)

    1988年に出版されて以来、長年にわたり支持されている占星学の教科書です。他の基本の本を読んだ後の1冊におすすめです。「ホロスコープの作成」と「未来予測」は概要です。

  • 占星学実践講座/訪 星珠著(1996年5月)

    何年も前に出版されましたが今もなお人気の、ベストセラーの1冊です。例題のホロスコープチャートが120件ほどあり、タイトルどおり「実践」的です。2冊目の本としておすすめです。 「歴史」はありません。

書籍を活用した効果的な独学のためのヒント

西洋占星術を独学で学ぶためには、適切な書籍を利用することが重要です。以下に、書籍を活用した効果的な独学のヒントを紹介します。

ジャンル別の書籍を読む

占星術には様々なジャンルがあります。10天体や12サイン、アスペクト、ホロスコープ作成など、特定のテーマに特化した書籍を選び、深く掘り下げて学ぶことが効果的です。

関連書籍で知識を補完する

同じテーマの異なる書籍を読むことで、異なる視点やアプローチを学びましょう。特に、同じ著者の作品や関連書籍は、より深い理解を助けてくれます。

メモを取りながら読む

読書中に気になった点や重要な情報をメモすることで、後で振り返ることができます。これにより、学習内容を定着させることができます。

実際のホロスコープに応用する

読んだ内容を実際のホロスコープに当てはめてみることで、理論と実践を結びつけましょう。実際に手を動かすことで、知識がより深まります。

以上のヒントを参考にして、書籍を上手に活用しながら独学を進めていきましょう。自分のペースで楽しく学ぶことが、占星術の理解を深める鍵となります。