感受点は、ホロスコープ上に表示される意味のある点で、占星点とも呼ばれます。

代表的な感受点には次のようなものがあります。

上昇点(アセンダント:Asc)
天頂点(Mc)
月のノード
パートオブフォーチューン
リリス

前項で説明した10天体もこの感受点の仲間です。小惑星のキロンやジュノーなどもこの感受点になります。

さらに上記以外にも感受点と呼ばれるものがあって、これがすべてではありません。しかし、占星術の基本の感受点は10天体とAsc,Mcになります。

上昇点 アセンダント(Asc)

上昇点は、その人が誕生した時、東の地平線上の上昇している黄道のある点です。太陽がこの上昇点と重なっていれば、この人は、日の出とともに生れたという事になります。上昇点、アセンダントなどと呼ばれます。
このポイントは、その人の外見や持って生まれた環境などを示しているというのが定説です。
特にアセンダントに近い天体を上昇星と呼び、その人に重要な影響を与えるといわれています。(天体が影響を与えるのではなく、何かを示している・暗示しているのかもしれません。)また、アセンダントに近いと表現しましたが、一般的にアセンダントの前後5度くらいとされています。
新約聖書にイエスキリスト誕生時、東方にある星が見えたとあるように、誕生時に上昇点にある天体が誕生した個人となんらかの結びつきがあることは確かなようです。
アセンダントは、4分で1度動き、一日で1周します。
アセンダントの真西に位置する点を下降点(デセンダント、Dec)と呼びます。

天頂点(Mc)

天頂点は、その人が誕生したときの、子午線が黄道と交わる点で、太陽がここにあれば、その人は昼に生まれたことになります。
Mc(エムシー)と呼ばれることが多く、英語のMedium Coeli の略になります。Midheavenとも呼ばれます。
占星術では、その人が到達しうる、もしくは目指さなくてはならない最高の地点で、天職や社会活動がどんなものであるかを占うときに利用します。
アセンダントがよりパーソナルなことを暗示しているのに対して、Mcはより公的なことを示しています。
未来予知では、このポイントにトランジットの木星(ベネフィック*)などが良いアスペクトをとると、Ascでは個人的な幸運、Mcでは社会的な幸運があると読みます。
Mcの180度、北にあたるポイントをIC(Imum Coeli天低点)と呼びます。
尚、AscもMcも、生まれた時間と場所が分からないと計算することができません。

月のノード

月の昇交点で、月の軌道と太陽の通り道である黄道の交点をドラゴンといい、2つの交点があります。ドラゴンヘッドとドラゴンテイルです。これらは対極にあって、常に逆行しています。
ドラゴンに新月または満月が起こると、日蝕、月蝕が起こります。
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは、前世のカルマを表していて、ドラゴンヘッドは木星や金星のようなもの、ドラゴンテイルは土星のようなものと、大雑把に把握しましょう(と、説明する書籍が多いです)。
ドラゴンヘッドは前世の善行を表しこの世でその恩恵を受ける事柄を暗示していて、ドラゴンヘッドのアスペクトと、チャートのどのハウスにいるかによってその詳細を占うことができるそうです。
逆にドラゴンテイルは前世の悪行を表していて、この世で償わなければならないことや克服しなければならない課題を暗示しています。
また、誕生日からもっとも近い日蝕と月蝕(先行日蝕と先行月蝕と呼ばれます)がどのサイン、どのハウスで発生していたかによって、現世でやらなければならないことを占うことができる。とのことです。詳しくは、下記の本が参考になると思います。


詳解 月の正統西洋占星術
各ハウスのドラゴンヘッドの説明と、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルの読み解き方のシンプルなルール、各サインにある先行日蝕と先行月蝕の説明と、その読み方が説明されています。


スピリチュアル占星術―魂に秘められた運命の傾向と対策
生まれたときの直前の日蝕・月蝕(先行日蝕・先行月蝕)の各サインと各ハウスの意味について詳しく説明されています。紹介したこの3冊の中では一番ボリュームがあると思います。


宿命占星学
本のタイトルからも分かるように占星術で宿命を占うさまざまな手法が紹介されています。その中の一つに先行日蝕の各ハウスにいる意味と解釈の仕方が簡潔にされています。月蝕については説明がなかったと思います。
その他、宿命的な相性という項があり、ボリュームはさほどではありませんが、月のノードと、リリスも良縁・悪縁に関連するということでどういうアスペクトが両者にあるかによって、相性を読み解いています。


パートオブフォーチューン

アラビア占星学で用いられるアラビックパートの一つで、幸運の位置を示しています。

Ascと月、太陽の位置を元に計算します。次のような計算式になります。

パートオブフォーチューン=Asc+月-太陽

昼生まれと夜生まれでは上記の計算式が異なりますので、専門書で確認してください。ほとんどの計算にはASCやハウスカスプの度数が必要になってくるため、生まれた時間と場所が分からないと計算できません。
アラビックパートにはいくつもの感受点があり、解読法は他の感受点と同じで、入宮するサイン、ハウス、アスペクトをみて占います。
こちらの本が詳しいかと思います。
Bonatti on Lots


リリス

月の遠地点のことで、実在しない架空のポイントです。冥王星のような意味をもつとされています。
リリスを説明している本を下記に紹介します。
詳解 月の正統西洋占星術

各サインにいるリリスの説明があります。(説明は1項目につき320文字程度)


宿命占星学
各ハウスに位置したリリスの説明があります。(それぞれ200文字程度)

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