実習 占星学入門/石川源晃著

『実習 占星学入門』は、1988年に出版されて以来、長年にわたり支持されている占星学の教科書です。この本は、著者がNHK文化センターやその他の教室で約20年間行った講義をまとめたものです。占星術の入門書を一通り学んだ後、さらに深く掘り下げて学びたい方におすすめの一冊です。詳細はこちら:

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『実習 占星学入門』の内容

対象の読者

占星学の勉強を全くしたことがない方には、少し難しく感じるかもしれません。12のサイン、12のハウス、主要・副次的アスペクト、10の天体、アセンダント、MCなどの用語が初めて耳にするものであれば、この本はあまりお勧めできません。

シリーズで読みたい

この本の次に、演習、応用と続きますが、その中で、演習占星学入門の○○ページを参照。という説明があるので、できれば3冊もっていると、あとあと勉強に役立つと思います。

『実習 占星学入門』は、占星術の基礎に加え、「ホロスコープの作成と解釈の実際」と題して、実例が3つ紹介されています。次のような内容が書かれています。

  • 占星術とは・歴史など
    サイエンスとしての占星学・アドバイザーとしての占星学・占星学の歴史と未来・占星学の種類
  • 12サイン
    12サインの特徴と基本的意味・12サインと天体の関係
  • サイン区分
    あり
  • 10天体
    10天体の特徴と基本的意味・小惑星の特徴と基本的意味・天体の人格化と年齢域
  • 感受点
    ASC・DSC・MC・ICの説明
  • アスペクト
    アスペクトの種類と働き方・読み方の順序
  • ハウス
    ハウスの概念と種類・基本的意味・ハウスの読み方
  • ホロスコープの作成
    天体位置の求め方とハウスの計算の仕方が説明されています。
  • 未来予知
    2ページに渡ってトランジットとプログレス法について説明があります。
  • ホロスコープの解読
    3つの事例があり、解読については、恋愛・職業・健康について説明があります。

『実習 占星学入門』のおすすめポイント

ホロスコープの作成

本のサブタイトルにもなっているとおり、ホロスコープの作成方法を3段階的に説明してます。ホロスコープを作成するには、1.天体位置を書き込む、2.ASC・MCを計算する。という2つのパートに分かれますが、こちらの本では、1.まずは大雑把に天体位置を書き込み解釈してみる。2.正確な天体位置を計算してみる。3.ASCを計算しハウス分割をする。となってます。ハウス計算につては、独自のASC表を使ってます。天文歴は1934年から2008年まで。

ハウスについて

ハウスの説明では、ハウスの意味や、ハウスに在中する天体の意味を2文字で簡単に表現するなど、すぐにイメージがつきやすいように表形式で紹介されています。

アスペクトについて

ハウスの説明と同様で、アスペクトについても短い言葉で天体間のアスペクトの説明が表形式で紹介されていて、分かりやすいです。

小惑星の説明

10天体の他に、他の書にはない小惑星の説明があります。

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