アスペクト占星術/ルルラブア著
『アスペクト占星術 増補改訂版』は、1991年に発行された本の増補改訂版です。アスペクト中心の解説書ですが、基本項目は冒頭の数ページにまとめて書かれています。
『占星学(ルル・ラブア 著)』と同様に、各天体同士の合・吉・凶座相の説明があります。どちらの書籍も出生図のアスペクトについて書かれています。内容は似ていますが、全く同じ解説ではありません。
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『アスペクト占星術』のおすすめポイント
『アスペクト占星術』は、入門書で一通り占星術の基礎を学んだところで、さらにアスペクトについて詳しく勉強したいという方におすすめです。
2つの天体間で作られるアスペクトは、出生図の他に未来予知で利用されるトランジットにも使われます。出生図のアスペクトと未来予知のアスペクトでは解釈が異なります。
- 外惑星同士のアスペクトの説明
外惑星同士のアスペクトは世代的な影響があるため個人を占う場合あまり注目されません。そのため入門書では説明を省くことが多いです。外惑星同士の会合についての説明が、マンデン占星術の参考になると思います。 - 結婚相手と結婚生活をアスペクトで読み解く
太陽と月が作るアスペクトでここまで読み取れるのかと勉強になりました。 - 補章の「星を読むということ」がおもしろい
占い雑誌「エルフィン」に連載されていたエッセイが、まとめて掲載されています。土星と木星のリターンや、冥王星など外惑星のエッセイは他ではあまり読むことのできないものだと思います。
『アスペクト占星術』の内容
『アスペクト占星』で勉強できる内容を紹介します。2000年出版の本をもとに紹介してます。
- 占星術とは・歴史など:
占星術とはどのようなものか数ページで説明。 - 12サイン:
太陽系の惑星と黄道十二宮の図でざっくり解説。ボリュームはありません。 - サイン区分:
各区分について100文字程度に解説。 - 10天体:
10天体とその順行と逆行について。各サインに在室する太陽と月の意味。 - 感受点:
なし - アスペクト:
アスペクトの種類。入門書では見られないヨードや調停についても触れています。 - ハウス:
なし - ホロスコープの作成:
天体をホロスコープに書き込む方法。ハウス分割の説明はありません。 - 未来予知:
トランジットが作るアスペクトの意味。 - ホロスコープの解読:
なし
書籍の大部分がアスペクトの説明のため、アスペクトの何が学習できるのか以下にまとめました。
出生図のアスペクトから読み解く:
- 太陽と、月、水星、金星、火星が作るアスペクトから才能と適正を占う。
- 金星のアスペクトで金運を占う。
- 木星のアスペクトで資産運を占う。
- 火星のアスペクトで危機管理を占う。
- 金星、太陽、月のアスペクトで恋愛と結婚生活、結婚相手を占う。
トランジットのアスペクトから未来を占う:
- 太陽のトランジットで1年の運勢を占う。
- 出生時の太陽に対するトランジットで人生の開運・閉運気を占う。
- 出生時の月に対するトランジットで心境変化を占う。
- 出生時の水星に対するトランジットで精神活動を占う。
- 出生時の金星に対するトランジットで愛情の変化を占う。
- 出生時の火星に対するトランジットで情熱の変化を占う。
本書を読めばハウスが分からなくてもアスペクトでさまざまなことを占うことができます。
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