これは、毎年・毎月がどんな年・月になるかを占うもので、主に、太陽のソーラーリターン、月のルナーリターンという方法がありますが、10天体全てこのリターン法で未来の予測をします。

太陽や月、内天体の場合は出生時間が分からないと占えません。

例えば、生まれた時の太陽の位置に、トランジットの太陽がぴったり重なる時間のホロスコープを作ります。今度迎える誕生日のトランジットの太陽が、ネイタルの太陽と同じ位置にくる日時を計算してその時間のホロスコープを作るのです。これをソーラーリターンといい、毎年その重なる時間は変わります。(パソコンソフトのStargazerは、瞬時にこのソーラー・ルナーリターンを作成してくれて便利です。)

作成する際に注意したいのは、場所です。その年に住んでいる場所や、引っ越しする場合は、新しい場所の緯度経度でホロスコープを作成します。

こうして作られたリターン図(回帰図ともいいます)の、月やAsc,Mcがネイタルのどの位置にあって、どの天体とアスペクトしているかなどを見ていき、その年がどんな年なのかを占うのです。

太陽の場合(ソーラーリターン)は、約1年間がどのようになるかを占いますが、ルナーリターンは約ひと月がどのような月なのかを占うために利用します。

ソーラーリターン、ルナーリターンも奥が深く、専門の書籍が出版されています。和書は少なく、あまりありませんが全くないわけではありません。可能なら日本でも洋書が手に入りますので、洋書もお勧めです。

尚、太陽・月以外のリターンで注目したいのが土星のリターンです。すべての人が28歳前後に土星のリターンを迎えます。この28歳前後には月のプログレスもちょうど1周してくるので時期も重なることが多く、実際にこの時期に人生の節目を迎えることが多いということで注目されています。土星の場合は動きが遅いので出生時間が不明でもある程度、いつにリターンを迎えるのか計算することができます。

以下に天体リターンの占い方を掲載した書籍を紹介します。


The “New” Solar Return Book of Prediction
筆者は占星術でマーケット予想の大家で知られるレイモンド・メリマン氏です。全160ページ程、タイトル通りソーラーリターンで個人の未来を予測するという本です。初版は1977年でその後増刷を重ね第10版が2000年に出版されたのが最後になります。絶版のため高値がついているため入手困難のようです。
ソーラーリターンチャートのリーディン手法と、ソーラーリターンチャートを進行させたプログレスチャートのリーディングの説明があります。


Planets in Solar Returns
By Mary Fortier Shea M.A. 2018/4/12
こちらはKindle版もありすぐに読むことができます。
全316 ページとボリュームがあり内容も充実した1冊。全てソーラーリターンチャートを読む手法が書かれてます。主に、ソーラーリターンチャートの10天体のハウス位置とアスペクトについての説明。ソーラーリターンチャートには「あるサイクルがある」という視点は他の本にはない考えです。


Identifying Planetary Triggers
By Celeste Teal 2000/12/1
サブタイトルがAstrological Techniques for Prediction なので、未来予測の手法がいくつか紹介されている本です。その中でも天体のリターンについては月から土星まで詳しい説明があります。
リターンする天体の意味・リターン時に逆行している場合・リターンチャートのアスペクトの意味・占術例など。上記2冊の書籍は太陽のみ言及されていますが、この本は7天体について触れています。Kindle版があり入手しやすいためお勧めです。


星読み+ 石井ゆかり 著 2010/10/1
木星と土星のリターンの意味について、わかりやすい言葉でユーザ向けに説明しています。


運命が変わる土星占い(サターンリターン) まついなつき 著 2006/12
こちらもユーザ向けになりますが、土星のリターンについて書かれています。


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