「鏡リュウジの占星術の教科書I 第2版」レビュー
『鏡リュウジの占星術の教科書』の概要
『鏡リュウジの占星術の教科書』は全5巻で構成されており、占星術を深く学びたい方にとって、段階的に知識を広げられる理想的なシリーズです。特に1巻から3巻は占星術の基本を体系的に学べる内容で、初心者から上級者まで役立つ情報が満載です。1巻ではホロスコープの各要素を学び、2巻で相性と未来予測について、3巻ではさらに進んだ未来予測の手法に焦点を当てています。
このレビューでは、本書がどのように占星術の学びを深め、実際のリーディングに役立つスキルを提供するのか、その具体的な内容と学習ポイントを解説していきます。
占星術の次のステップに進みたい方へおすすめ
占星術に興味を持ち、基本的な概念をすでに理解している方や、他の入門書で一通り学習を終えた方にとって、『鏡リュウジの占星術の教科書1』は、次のステップとして最適です。本書は、占星術の基礎をより体系的に理解し、ホロスコープを読み解くスキルを実践的に身につけるための内容が充実しています。断片的な知識を持っている方が、理解を深めるためにも役立つ一冊です。
初心者向けの占星術学習ポイント
この本では、占星術の理論だけでなく、実際にホロスコープを作成しながら学ぶことができます。さらに、ホロスコープ作成に役立つ無料ツールも紹介されているため、初心者でも取り組みやすい構成となっています。ただし、情報量が多く、内容も濃いため、全くの初学者の方は、まず占星術の全体像をざっくりと理解できる入門書で基礎を押さえてから本書に取り組むのがおすすめです。もちろん、この本からスタートしても大丈夫。少しずつ読み進めながら、自分のペースで占星術を学んでいきましょう。
- 鏡リュウジの占星術の教科書I 第2版2023年1月
- 鏡リュウジの占星術の教科書II 第2版:相性と未来を知る編2023年12月
- 鏡リュウジの占星術の教科書III:深く未来を知る ステップアップ編2020年12月
『鏡リュウジの占星術の教科書I 第2版』のおすすめポイント
本書は、占星術の基礎をしっかり学びたい方にとって非常に有益な内容が盛り込まれています。ここでは、特に注目すべきおすすめポイントをいくつかご紹介します。
- 占星術の基礎を体系的に学べる
占星術を初めて学ぶ方にも分かりやすいように、ホロスコープの作成方法や、惑星、星座、ハウスなどの基本的な要素を順を追って学べる構成です。各章が基礎から応用まで丁寧に説明されており、理解が深まります。
- 実際にホロスコープを作成しながら学べる
本書では、理論だけでなく実際にホロスコープを作成し、そこから学んでいくことができます。無料のホロスコープ作成ツールの使い方も紹介されており、実践的に学習を進めることができる点が初心者にも嬉しいポイントです。
- 鏡リュウジさんの豊富な経験と専門性
鏡リュウジさんは、占星術だけでなく、ユング心理学などの学際的な研究にも精通しており、その深い知識と経験が本書に反映されています。そのため、占星術を単なる占いとしてではなく、深い洞察を得るための学問的アプローチとして学ぶことができます。
- 改訂版での充実した内容
改訂版では、特に「アスペクト」の項目が強化され、新たに「自分でアスペクトを探してみよう」という実践的なセクションが加わりました。また、ホロスコープ作成ツールの使い方がChapter1に移動し、より実用的に学べるようになっています。
- 理論と実践のバランスが取れた構成
本書では、占星術の理論的な基礎を学びつつ、実際のホロスコープの解釈方法を身につけることができます。ホロスコープを読み解くための手順やアスペクトの解釈方法、惑星の配置による影響など、実践的なスキルを磨くことができ、占星術を深く理解するための大きなステップになります。
- 相性や未来予測の基盤が作れる
本書をしっかりと学んでおくことで、今後学ぶ「相性占いや未来予測」の基礎が固まります。自分のホロスコープを理解することで、他者との相性や未来の読み解き方がスムーズにできるようになるため、さらなる学びの土台を作ることができます。
『鏡リュウジの占星術の教科書I 第2版』の内容
『鏡リュウジの占星術の教科書I 第2版』の学習内容を紹介します。
- 占星術とは・歴史など:
本書では占星術の歴史について深く触れているわけではありませんが、「ホロスコープを作る」という章で、ホロスコープの成り立ちやその役割が簡単に説明されています。
- 12サイン:
各星座の本質やキーワードを学ぶことができます。それぞれの星座がどのような意味を持つのかを丁寧に解説します。また、星座の意味は他の要素(惑星やハウス)と絡めて解釈することで、より深い洞察が得られる方法が紹介されています。
- サイン区分:
サイン区分の偏りからホロスコープを読み解く方法を学べます。特に、エレメントが空である場合の解釈や、サインの偏りがどのように性格に影響を与えるかを具体的に学ぶことができます。
- 10天体:
占星術で最も重要な10天体についての解説も充実しています。各天体がどのサインに位置することでどのような意味を持つのかが説明され、実際にワークシートを使って学習できるようになっています。天体の基本的な特徴を理解し、各サインにおける天体のパワーや影響を読み解く力が養われます。
- 感受点:
4つの軸(アセンダント、ディセンダント、MC、IC)や、カイロンの感受点が示す意味を解説し、各ハウスや天体とのアスペクトがどう影響するかを学べます。
- アスペクト:
メジャーアスペクト(オポジション、スクエア、トラインなど)の他に、マイナーアスペクトやノーアスペクトの意味、デソシエイト(サイン違いの合)などの特殊なアスペクトについても詳しく説明しています。
- ハウス:
各ハウスのそれぞれが持つ意味を学び、ハウスに天体が入るとどう影響するかを解説しています。また、出生時刻がわからない場合でもソーラーチャートを使用して占う方法が紹介され、アセンダントやMCの重要性についても理解を深めることができます。
- ホロスコープの作成:
実際にホロスコープを作成する方法が詳しく紹介されています。特に、無料のホロスコープ作成ツールの使い方をステップバイステップで解説しており、読者は自分自身や他者のホロスコープを簡単に作成することができます。この実践的な部分が、占星術の学びをより深く、実用的にします。
- ホロスコープの解読:
ホロスコープを解読するための基本的な手順やコツが紹介されています。実際のホロスコープを使って、どのように各要素(惑星、サイン、ハウス、アスペクトなど)を組み合わせて読み解くかを学べます。これにより、理論だけでなく、実際にホロスコープを使って自分や他者の性格や人生の傾向を読み解ける力が養われます。
- 未来予知:
未来予測に関しては、本書では紹介されていませんが、シリーズの2巻と3巻で学ぶことができます。未来予測の技術であるプログレス法やトランジット法を学ぶことで、過去から現在に至るまでの流れを理解し、今後の運勢やイベントを予測する力を養うことができます。
この本では、実践的なホロスコープの解読スキルを身につけることができ、占星術を学ぶための基礎から応用まで幅広い知識が得られます。特に、具体的な手順に基づいた解説やワークシートを通じて、読者が実際にホロスコープを解読できる力を養うことができます。占星術を深く学びたい方にとって、非常に有用でおすすめの一冊です。詳細はこちらAmazon(PR):
- 鏡リュウジの占星術の教科書I 第2版2023年1月
- 鏡リュウジの占星術の教科書II 第2版:相性と未来を知る編2023年12月
- 鏡リュウジの占星術の教科書III:深く未来を知る ステップアップ編2020年12月