自分占い:占星術で占う自分の恋愛・結婚・仕事・金運
既に占星術の基本は学習済みで、「自分で自分の事を占いたい」という方のために、「恋愛、結婚、仕事、金運」などの基本的な占い方法を紹介します。
占星術の占いは、ホロスコープで全体像を掴むことから始めますが、これについては占星術の入門編で紹介してます。占星術の勉強:ホロスコープの解読
また、このページで紹介する基本の占い手法を使わない占星術、例えばホラリーや、マンデン占星術については研究ページで紹介してます。占星術の研究
当ページでは以下の占い方を紹介していますが、ボリュームがあるため、まず概要を説明して、リンク先のページで詳細な占い方を紹介してます。
占いの注意点
個々の占いを紹介する前に共通する注意点を説明します。
解釈の仕方
占星術は、天体や星座をどのように読み解くのか、解釈の仕方が難しいです。
どの占いも、天体とサイン(星座)、アスペクト、ハウスを使用します。このうち、天体とサイン(星座)は様々な意味を持ちます。金星を例にとると、金星には、愛情、女性、金銭、贅沢、美しさ、高価なもの、・・などなど、さまざまな意味があります。どの言葉を使うかは、占う人に依存します。
占いの本に、天秤座の金星、3ハウスの金星、などの意味が書かれていますが、これらは全て一例になります。本は「このようにして解釈するんですよ」と紹介しているだけです。
そのため、自分を占う際にどの言葉を使うのか、どのように解釈すればよいのか迷うことがあります。まずは、具体的な言葉を選ばず、天体や星座(サイン)のイメージで占うのが最初の一歩になります。
生まれ時間が不明の場合
生まれ時間が不明の場合は、ハウス抜きで占うことになります。占えることが狭まれますが、天体と星座(サイン)、アスペクトを利用して占います。
生まれ時間を予測する
生まれ時間を予測して占うことは混乱を招くと説明する占術家がいる一方で、レクティファイという出生時間を予測する方法もあります。過去に自身に起こった大病や大きな出来事の時期から出生時間を割り出すものです。
中世の占星術家のウィリアム・リリーは、著書の「クリスチャンアストロロジー(第3章)」の中で、推定の仕方を表にして紹介してます。(聞きなれない古い占星術の専門用語がでてくるため、理解するのは容易ではありません)
生まれ時間を予測する一つの方法
生まれ時間を予測する一つの方法を紹介します。
まず、日常生活でケガをした日時を書き留めておきます。例えば、料理をしているとき、包丁で切ってしまった、親指を椅子の角にぶつけた、など小さなケガです。
ケガをするときは、主に出生時のASCと合になることが多いです。書き留めた日時の火星の位置を調べます。共通点はありませんか?もし似たような度の場合、それがASCの可能性が高いです。合の他に、スクエア、オポジションの度も検討してください。
恋愛運の占い方
恋愛運の占い方を紹介する前に、そもそも恋愛運って何?ということから考えたいと思います。
恋の始まりとその行方
恋愛運は、恋心の始まりとその行方を占うものです。例えば、なぜかとても惹かれる人ができた、という場合。ある日突然、または、じわじわとある人に恋愛感情を持つようになったら・・・。あなたは、どのような行動をするのでしょうか?そして、その行動の結果はどのようになるのでしょうか?
これらの事を占うのが恋愛運です。どのような人に恋愛感情を持つのか、恋愛感情を持った時どのような行動にでるのか、そしてその恋の行方はどうなるのか、を占います。
あなたの好みのタイプは?
まずどんな人が好みなのか占ってみましょう。好みのタイプは女性なら火星、男性なら金星で占います。
自分が本当に好きな人は?:自分で占う恋愛運
恋をしたらどんな恋愛になる?
あなたが、恋をしたらどうなる?ということにポイントを置いて占います。恋をしたらどんな行動にでるのでしょうか?彼の心を掴むために、どのようなアプローチをするのか占ってみましょう。
占いには金星のサイン、ハウス、アスペクトを使います。まずは、サインの位置からどのような恋愛なのか、占ってみましょう。
私が恋をしたらどうなる?:自分占い~恋愛編~
あの人はどんな女性が好き?
上記のように、あなたが好きになった人がどんな女性が好きなのか、占ってみましょう。相手の好みが分かれば関係がもっと向上するかもしれません。
具体的には、相手の金星のサインを見ます。金星のサインが好きな女性のタイプを表します。
恋愛のチャンス
恋愛のチャンスがいつ巡ってくるのかを占う場合にも金星を見ます。将来のどの時期なのかを占うため、トランジットやプログレスを使用します。トランジットの金星、プログレスの金星、そしてネイタルの金星に対するアスペクトが主なポイントになります。
結婚運の占い方
占星術で結婚を占う場合、恋愛運とは別の天体とハウスを見ます。
結婚運に関連する天体
恋愛は主に金星と火星を見ますが、結婚運の場合は、女性なら太陽、男性なら月を見ます。そして、愛情を表す金星、火星も2次的要素として見ることになります。月と太陽は、結婚生活がどのようなものになるかを示します。ハウスは7ハウスが結婚相手を表します。
結婚の時期
いつ結婚するのか時期を占う要望は多くあります。結婚に適した時期は、トランジットやプログレスで占います。もし、結婚相手となる候補がいない場合で「私はいつ結婚するの?」と時期を占う場合、次のことに注意したいです。
結婚に適した時期に結婚したいかどうかが肝心
結婚に適した時期に結婚したいかどうかが肝心です。例えば「私はいつ結婚するの?」という質問に、20XX年の〇月頃と答えたとして、その時期にあなたが、結婚したいと望むかどうかです。結婚する気がなく(その気があっても)だまって家にいて、理想の結婚相手がやってくるでしょうか?結婚に適した時期には、出会いの場を増やし、積極的になることが大事です。
また、結婚は行動する時期と、相手との相性がポイントです。
相手との相性
恋愛や結婚は一人では成り立たず、相手がいます。占星術では、自分の天体の位置と相手の天体の位置関係から相性を占います。補足事項ですが、上記で、結婚に良い時期についてお話ししましたが、例え結婚に良い時期ではなくても、相手との相性が良く、相手の運勢が結婚に向いた時期であれば、よい結婚生活が送れるというケースもあります。
仕事運の占い方
仕事運を占うには様々な側面があります。例えば、自分にはどのような才能があるのか、天職は何か、収入を得られる仕事は何か、など。さらに、就職、または転職に良い時期の占いもあります。
転職を考える時期
転職を考える時期とはどういう時でしょうか?概ね事がうまく動いているとき、転職を考えることはあまりありません。どちらかというと、ストレスや問題があり、続けるにはきつくなってきたとき転職を考えるのではと思います。
占星術では、このような時期はほとんどの場合、試練の星回りのことが多いです。この時期に転職しても、転職先で似たような試練が待ち構えているということがあるため、転職を計画する前に運勢の良い時期と悪い時期の把握はしていただきたいと思います。
転職に適した時期
スキルのステップアップ、収入アップを目的に転職を希望する場合、それに適した時期があります。できれば、長期的な運勢を把握し、転職活動を計画的に行ってもらいたいです。
天職とは?
言葉そのままを使えば天職とは、天に定められた職業となります。占星術で天職を占うには、10ハウスを見ます。10ハウスはやぎ座が支配するため、二次的にやぎ座と土星も見ます。また、生まれ時間が不明の場合も、やぎ座と土星から天職を占います。
もって生まれた才能
天職はどちらかというと、現世でやらなければならない仕事という意味合いが強いです。持って生まれた才能を生かした仕事は1ハウスを見ます。
金運の占い方
金運にも様々な側面があります。どのような事柄からお金を得ることができるのかという視点から占星術で占う場合、2ハウスと良い関係のある天体を見つけることから始めます。2ハウスはその人の所有物を表すため、お金も2ハウスが受け持ちます。
2ハウス以外でお金を表すハウスは8ハウスです。8ハウスはパートナーのお金の状況を示します。パートナーのお金のため、自分では直接使えないお金になります。この8ハウスも金運として占います。
ハウスが不明な場合
2ハウスのナチュラルルーラー(2ハウスは牡牛座)は金星、8ハウスは冥王星です。そのため、ハウスが不明な場合は、金星と冥王星を使用して金運を占います。金星はお小遣い程度の金運。冥王星は、それよりも大きな金額を扱います。
仕事と金運
天職や才能を生かした仕事をして、収入が得られるかは2ハウスとのつながりを見ます。2ハウスと良いつながりが10ハウス(天職)や1ハウス(才能を生かした仕事)とあれば、収入が得られると判断できます。
ギャンブルと金運
ギャンブルからお金を得られるかは、5ハウスと2ハウス、8ハウスの関連を見ることになります。これらのハウスの間に強い吉要素があれば、ギャンブルから金銭を得られると判断できます。
相続と金運
相続してお金を得ることもあります。相続を支配するのは8ハウスになります。もし、8ハウスと2ハウスに良い関係があれば、相続による金銭の取得が考えられます。