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マンデン占星術【講座2】重要な5種類のホロスコープ

マンデン占星術では、目的に応じて複数のホロスコープを使い分けます。
この第2講では、マンデン占星術の基礎となる5種類のホロスコープについて詳しく学びます。

四季図・月相図・イングレス図・会合図などは、社会全体の動きを読み解くための重要なチャートです。
それぞれの特徴と使いどころを理解することで、マンデン占星術の解読力が大きく向上します。

マンデン占星術のイメージイラスト

1. 始原図(国家・組織の誕生図)

始原図とは、国や組織が「誕生した瞬間」を基に作成するホロスコープです。
出生占星術の“個人の誕生図”に相当する、マンデン占星術の基本チャートです。

しかし、国家の誕生時刻は明確でないことが多く、次のような問題があります。

  • どの時点を「誕生」とみなすか(建国・憲法施行・独立など)
  • 古い時代は暦が異なる(ユリウス暦/グレゴリオ暦)
  • 歴史的資料の正確性にばらつきがある

そのため、始原図が曖昧な場合は、次に紹介する四季図や月相図が補助的に使われます。

2. 四季図(春分・夏至・秋分・冬至)

四季図とは、太陽が次の4つのポイントに到達した瞬間のホロスコープです。

  • 春分:太陽が牡羊座0度
  • 夏至:太陽が蟹座0度
  • 秋分:太陽が天秤座0度
  • 冬至:太陽が山羊座0度

四季図は、その季節(約3か月)の社会全体の流れを読むために使われます。
特に春分図は「その年の国家のテーマ」を示す重要なチャートです。

3. 月相図(新月・満月・蝕)

月相図は、太陽と月の角度に基づいて作成するホロスコープです。

  • 新月:太陽と月が合(0度)
  • 上弦・下弦:太陽と月が90度
  • 満月:太陽と月が180度

特に重要なのは、日蝕・月蝕を伴う新月・満月です。
蝕は社会に強い影響を与えるとされ、影響期間は次のように考えられています。

  • 日蝕:3〜4年影響が続くという説がある
  • 月蝕:半年〜1年程度の影響

短期的な予測(数週間〜1か月)には、月相図が最も適しています。

4. イングレス図(天体が星座に入る瞬間)

イングレス図とは、天体が特定のサイン(星座)に入る瞬間のホロスコープです。
特に外惑星(木星〜冥王星)のイングレスは、社会全体の流れを大きく変えるため重要視されます。

外惑星のサイン滞在期間

  • 土星:2.5年(政治・制度)
  • 天王星:7年(科学・技術・改革)
  • 海王星:14年(流行・宗教・理想)
  • 冥王星:12〜15年(権力・再生・破壊)

外惑星のイングレスは、社会構造の変化や価値観の転換点を示すため、マンデン占星術では欠かせないチャートです。

5. 会合図(外惑星同士の合)

会合図とは、外惑星同士が合(0度)を作る瞬間のホロスコープです。
外惑星の会合は周期が長く、社会に大きな節目をもたらします。

代表的な会合周期

  • 木星 × 土星:20年(経済・政治の節目)
  • 木星 × 天王星:13年
  • 木星 × 海王星:13年
  • 木星 × 冥王星:12年
  • 土星 × 天王星:45年
  • 土星 × 海王星:36年
  • 土星 × 冥王星:36年
  • 天王星 × 海王星:170年

特に木星×土星の会合(グレート・コンジャンクション)は、20年周期の社会変化として有名です。

2020年に世界的なコロナ禍が広がった時期には、この木星と土星の会合(グレート・コンジャンクション)の少し前に日蝕(サウスノード側)が起こっていました。
サウスノードの日蝕は、古典占星術では「減衰・停滞・混乱」を象徴するとされ、社会的な不安定さと重なった象徴的な出来事として占星術界で注目されました。

6. どのホロスコープを使うかの判断基準

マンデン占星術では、占うテーマや期間によって使うホロスコープが変わります。

  • 短期(数週間〜1か月):月相図
  • 中期(3か月):四季図
  • 1年:春分図(+四季図)
  • 長期(数年〜数十年):外惑星のイングレス図・会合図
  • 国家の性質・基盤:始原図

複数のチャートを組み合わせることで、より精度の高い読み解きが可能になります。

次のステップ:第3講へ

次の講座では、マンデン占星術で使用するホロスコープの作成の際に重要な、時間と場所の選定について詳しく学びます。

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