マンデン占星術【講座3】ホロスコープの作成(時間と場所の選定)
マンデン占星術では、どのホロスコープを使うかだけでなく、いつ・どこでチャートを作成するかが非常に重要です。
この第3講では、マンデンホロスコープを作成する際の「時間」と「場所」の選び方について学びます。
国家・地域・会社など、占う対象によって基準が異なるため、ここで紹介する原則を理解しておくと、実占の精度が大きく向上します。
1. どのホロスコープを使うかを決める
マンデン占星術では、まず占うテーマと期間を明確にし、それに応じて使用するホロスコープを選びます。
- 国家の性質・基盤 → 始原図
- 1年のテーマ → 春分図(+四季図)
- 3か月の動き → 四季図
- 数週間〜1か月 → 月相図
- 数年〜数十年の変化 → 外惑星のイングレス図・会合図
複数のチャートを組み合わせることで、より立体的な読み解きが可能になります。
2. 場所の選定(国家・地域・会社)
マンデンホロスコープを作成する際は、どの場所の緯度・経度を使うかが重要です。
対象によって基準が異なります。
国家を占う場合
- 基本は首都の緯度・経度を使用
地域(都道府県・都市)を占う場合
- その地域の行政の中心(県庁所在地・市役所)を使用
会社・組織を占う場合
- 本社所在地の緯度・経度を使用
場所の選定は、マンデン占星術の精度に直結するため、必ず明確にしておきます。
3. 日本のマンデン占星術での場所の扱い
日本には「法律上の首都」が存在しないため、マンデン占星術では場所の扱いが議論されることがあります。
占星術家・石川源晃氏は著書『演習占星学入門』の中で、
日本の場合は「国会議事堂(東京都千代田区)」の緯度・経度を使用すると述べています。
この考え方に基づくと、次のように場所を選定できます。
- 日本全体 → 国会議事堂
- 千葉県の景気 → 千葉県庁所在地(千葉市)
- 大阪市の動向 → 大阪市役所
まずは、対象となる地域や組織の「行政の中心」を基準にチャートを作成してみます。
マンデン占星術では、行政機能が集まる場所がその地域の象徴として扱われるため、最初の基準として適しています。
4. 期間別のホロスコープの使い分け
マンデン占星術では、占う期間によって使用するチャートが変わります。
- 短期(数週間〜1か月):月相図
- 中期(3か月):四季図
- 1年:春分図(+四季図)
- 長期(数年〜数十年):外惑星のイングレス図・会合図
例えば「来月の株価の傾向」を占う場合は月相図、
「今年の日本のテーマ」を占う場合は春分図を使います。
5. 実占の基本フロー
マンデン占星術の実占は、次の流れで行います。
- 占うテーマと期間を決める
- 使用するホロスコープを選ぶ
- 対象の場所(緯度・経度)を決める
- チャートを作成する
- ハウス・天体・アスペクトを読み解く
第4講・第5講では、マンデン占星術特有のハウスの意味と天体の意味を詳しく学びます。
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次の講座では、マンデン占星術で使用するハウスの意味について詳しく学びます。
国家・社会を占う際の象徴体系を理解する重要なステップです。