ボイドタイム・新月・満月カレンダーの見方
このページは毎月の「ボイドタイム・新月・満月カレンダー」の見方を説明しています。
「ボイドタイム・新月・満月カレンダー」で、毎日の良い時間と悪い時間を簡単に占うことができます。
天体の逆行と蝕の確認
最初に見るのが、『天体の逆行と蝕』です。何か印がついていればその日は外した方がよいでしょう。
(逆行は2019年以降は表示がありますが、2018年以前のカレンダーには掲載ありません。)
金星の逆行
「金R」は金星の逆行です。恋愛、社交、レジャーなど金星を象徴する事柄を行うのは避けたい日です。
金星の逆行
「水R」は水星の逆行です。特に重要な契約書にサインするには避けたい日です。水星はコミュニケーションを表しますので意思の伝達にも注意が必要です。
日蝕と月蝕
「蝕」は月食か日食のどちらかです。
月食は満月の時に起こります。
日食は新月の時に起こります。
占星術では、実際に月食・日食が起こる時間ではなく、太陽と月が合となる新月の時間を日食の時間として占います(月食も同様です)。食の起こる前後7日間は何かをスタートするのは避けたい日です。少なくとも前後1日は控えるのがよいとされています。
『月へのアスペクト』の確認
次に注目するのは、『月へのアスペクト』です。
少々複雑ですが順を追ってみてみましょう。
1.
時間の次に、印と天体名が並んでます。
これが月へのアスペクトです。
印を見てください。
- △(ソフト)
- *(ソフト)
- 合(混合)
- □(ハード)
- 衝(ハード)
天体が月にソフトまたはハードのアスペクトを作っていることを表しています。
ソフトは良い影響、ハードは悪い影響、混合は天体によって変わります。
太陽、金星、木星、水星の月への合はソフトで、それ以外はマレフィックのハードアスペクトとして扱います。
2.
まず、「ボイド始」を見つけます。
その左側の印がソフトのとき、ある事柄は良好な結果で完了するとされています。
良い結果を望むのであれば、「ボイド始」の左の印にハードアスペクトのない日を探します。
3.
次に、良い時間帯の始まりを見つけます。
ソフトアスペクトで終わる「ボイド始」を見つけた時間から順に上を見ていきます。
「ボイド終」にぶつかれば、そこから物事をスタートするのがよいという暗示です。ハードアスペクトまたは、マレフィックの合があればそこでストップします。良い時間は、そこから始まります。
新月と満月
「新月や満月は願いをかなえるのによい時・おまじないの時」ということを小さい頃聞いて一生懸命月に願い事をしたことがあります。しかし、占星術では新月は太陽と月の合、満月は太陽と月の衝。インパクトが強いので何か行動を起こす様な日でなく、あまりお勧めしない日です。
もし、結婚式や入籍を考えているなら、太陽と月が120度か60度の日を選ぶと新郎新婦が調和することになりますので、よいお日柄といえます。
少なくとも、太陽と月が90度の日は避けるようにしましょう。
新月については、新月が始まってから12時間ほどはお勧めしない時間帯です。(隠したい事柄だけれど、公表しなければならないときは良い時間帯です)
満月は、衝のため月と太陽が対立します。結婚では新郎と新婦の対立を暗示しますので、良い暗示ではありません。
イレクショナル占星術
「ボイドタイム・新月・満月カレンダー」は主に、最適な日時を選択する占いの「イレクショナル占星術」で利用します。
最適な日時を選択するイレクショナル占星術には基本ルールがいくつもあり、上記はそのうちの一部で、何を行いたいかによって、さらに細かいルールがあります。
上記のルールに従って最適日を探すと、ひと月にごくわずかですが、よい星回りがあります。ただ、誰が利用しても同じ効果があるというわけではありません。まずは自分の運命(出生図)がその事柄に幸運な可能性を示していなければなりません。
さらに、トランジットと出生図、プログレスと出生図も確認する必要があります。しかし、最悪の日に事を起こすのと最適な日に行動を起こすのとでは異なるでしょう。