【講座I】ホラリー占星術の基本ルール|恋愛のYES/NOを読む方法
この講座では、ホラリー占星術の中でもよくある質問、 「片思いのあの人と、恋人に進展しますか?」 を例に、YES / NO を判断するための基本ルールを学びます。
ホラリー占星術は、出生図とは異なり、質問に関係するハウスと天体だけを使って判断します。恋愛の質問は構造がシンプルで、ホラリーの基本を学ぶのに最適です。
1. 恋愛ホラリーの基本構造
恋愛の質問では、次の2つのハウスが最も重要です。
- 1ハウスのルーラー:質問者(あなた)
- 7ハウスのルーラー:相手(片思いの相手)
そして、ホラリーでは月も質問者を表す天体として扱います。
月は「質問者の感情・流れ・行動」を示すため、非常に重要です。
つまり、恋愛ホラリーでは次の3つを中心に判断します。
- 1ハウスのルーラー(質問者)
- 7ハウスのルーラー(相手)
- 月(質問者のサブ)
2. YES / NO を決めるアスペクト
恋愛ホラリーの基本ルールはとてもシンプルです。
1ハウスのルーラー と 7ハウスのルーラーの関係
- 好角(セクスタイル・トライン) → YES
- 凶角(スクエア・オポジション) → NO
- アスペクトがない → 月を見る
この段階でYES/NOが決まることが多く、恋愛ホラリーでは最も重要な判断ポイントです。
3. 月の役割(サブの質問者)
1ハウスと7ハウスのルーラーにアスペクトがない場合、
月を質問者として使用します。
- 月 と 7ハウスのルーラーが好角 → YES
- 月 と 7ハウスのルーラーが凶角 → NO
- 月でもアスペクトがない → 判断できない
月は質問者の感情や状況の流れを示すため、
「アスペクトがない=進展しない」という判断になります。
4. アスペクト成立の条件
アスペクトは「接近している」ことが重要です。
離反アスペクトは過去の出来事を示すため、YES/NOの判断には使いません。
アスペクトが成立しないケース
- アスペクト前に天体がサイン移動する
- アスペクト前に天体が逆行する
- 目的の天体に届く前に他の天体とアスペクトする
上記の場合、アスペクトは成立しないため、YESとは判断できません。
5. 結果が分かる時期
YES / NO の結果が現実に表れる時期は、
アスペクトが完成するタイミングを参考にします。
ただし、時期読みは少し難しいため、講座IIで詳しく扱います。
6. 古典的判断(紹介)
ホラリー占星術には、古典的な判断基準として「ラディカルチャート」という考え方があります。
これは、チャートが判断に適しているかどうかを確認するための基準です。
ただし、これはあくまで古典的な判断方法であり、
現代の実占では「成立していないように見えても、まずは天体が示す内容を確認する」という姿勢が一般的です。
古典的な判断基準としては、次のようなものがあります。
- ASC が 0〜3°:状況が始まったばかり
- ASC が 27〜30°:すでに収束に向かっている
- 月が判断しにくい状態(蠍座、Via Combusta、ボイドなど)
- 7ハウスに土星がある:占星術師の判断が難しいとされる
以上は「判断が難しい可能性がある」というサインであり、
判断してはいけないという意味ではありません。
まずはチャートが示す象徴を読み取り、必要に応じて古典的判断を参考にすると良いでしょう。
ここまでで、恋愛ホラリーの基本ルールを学びました。
次の講座では、実際に「どのような手順で占うのか」を、5つのステップに分けて解説します。基本ルールをどのように使うのか、実占の流れを見ていきましょう。