【応用】占星術講座7:ホロスコープの感受点・実占

【応用】占星術講座7では、ホロスコープの感受点をより実践的に活用する方法について学びます。【入門】では基本的な感受点の概念を、【基礎】では上昇星やカルミネート天体などの影響を学びました。応用講座では、さらに踏み込んで、実占で役立つ具体的な解釈法を習得します。

占星術の感受点の勉強をイメージしたイラスト

この講座では、次の項目を詳しく解説します。これらの感受点は、個人の運命や対人関係、人生の方向性を読み解く上で非常に重要な要素です。ホロスコープをより深く理解し、実占の精度を高めるために、感受点の応用的な解釈を学んでいきましょう。

月のノード☊☋:ドラゴンヘッド&テール

ホロスコープには、「月のノード(ドラゴンヘッド ☊・ドラゴンテイル ☋)」と呼ばれる感受点があります。これは、月の軌道と太陽の軌道(黄道)が交わるポイントであり、占星術では「魂の成長」や「人生の方向性」を示す重要な要素とされています。

ドラゴンヘッド(☊)は、今世で取り組むべきテーマや成長の方向性を示し、ドラゴンテイル(☋)は、過去世からの習慣や得意なことを表します。実占では、これらの配置を読み解くことで、その人がどのような運命的な課題を持っているのかを探ることができます。

👇 月のノードの詳細な解説はこちら

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【応用】占星術講座7:月のノードを活用した実占

このページでは、月のノード(ドラゴンヘッド ☊・ドラゴンテイル ☋)について詳しく解説します。月のノ ...

パートオブフォーチューン(POF)

パートオブフォーチューン(POF)は、アラビア占星学で発展した感受点で、幸運や成功をもたらすとされるポイントです。POFの位置やトランジットとの関係を知ることで、チャンスをつかむタイミングや成功しやすい分野を読み解くことができます。詳しくは、以下のページで解説しています。

占星術の感受点の勉強をイメージしたイラスト
【応用】占星術講座7:パートオブフォーチューンの実占活用

ホロスコープにおいて「パートオブフォーチューン(POF)」は、物質的・精神的な幸福や成功を示す重要な ...

ASCとDESの実践活用

ASC(アセンダント)とDEC(デセンダント)は、ホロスコープの実践において個人の「外見」や「対人関係」を知るための大切なポイントです。特に、ASCの位置する星座(サイン)や、ASC・DECにアスペクトをとる天体によって、次のような情報を読み解くことができます。

ASC(アセンダント)の実践的な使い方

ASCが位置する星座は、外見や雰囲気、第一印象、周囲からどのように見られるかを表しています。また、ASCとアスペクトを形成する天体は、その人の本質的な個性に影響を与えるため、重要な解釈ポイントとなります。

例えば、ASCが火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)であれば、エネルギッシュで前向きな印象を与えることが多くなります。もし火星がASCとアスペクトをとる場合、その人はさらに活動的で率直な性格が強調されるでしょう。

DEC(デセンダント)の実践的な使い方

DECは対人関係やパートナーシップ、他者に求めるものを示す感受点です。DECが位置する星座は、結婚相手や親しい関係での相手にどのような特性を求めるかを象徴しています。

例えば、DECが天秤座であれば、パートナーシップに調和や美意識を求める傾向が強いと解釈できます。また、DECにアスペクトをとる天体がある場合、対人関係における価値観や課題が浮き彫りになります。土星がDECにアスペクトをとる場合、相手に対して責任感や真面目さを求める傾向が強くなるかもしれません。

このように、ASCとDECは、自己表現のあり方や他者に対する姿勢をより具体的に知るための指針となります。これらをもとに、より深い人間関係の理解や自己イメージの発見に役立てることができます。

MCとICの実践活用

MC(天頂点)とIC(天底点)は、ホロスコープの中心軸であり、特に「社会的な役割」や「家族・プライベート」に関連する重要なポイントです。実践では、これらの感受点がどの星座にあり、どのようなアスペクトを形成しているかを通して、以下のような情報を読み解くことができます。

MC(天頂点)の実践的な使い方

MCは、ホロスコープの上部に位置し、「キャリア」「社会的目標」「名声」など、社会から見える状態を象徴します。MCが位置する星座によって、その人がどのような社会的役割を目指すのか、あるいは周囲からどのように評価されやすいのかがわかります。例えば、

  • MCが獅子座にある場合、自らが目立つポジションに立ちやすく、リーダーシップや創造性を重視するキャリアが向いていると考えられます。
  • MCが乙女座であれば、実務能力や奉仕精神が求められる役割で能力を発揮するでしょう。

MCが他の天体とアスペクトを形成している場合、その影響はさらに個人の社会的な姿勢に強く表れます。例えば、MCに木星が強いアスペクトを形成していれば、社会的に幸運なチャンスが巡りやすく、名誉や成功を得やすい傾向があると考えられます。

IC(天底点)の実践的な使い方

ICは、ホロスコープの下部に位置し、「家族」「ルーツ」「心の安定」など、私的な領域や幼少期の環境に関する情報を示します。ICが位置する星座によって、その人が家庭やプライベートで求める安心感のタイプや、家族との関係性を知ることができます。例えば、

  • ICが蟹座にある場合、家族や故郷への愛情が深く、温かい家庭環境を求める傾向があります。
  • ICが山羊座の場合、責任感や伝統を重んじる家庭環境が重要であり、家庭内で役割を果たすことが心の安定に繋がることが多いです。

また、ICが他の天体とアスペクトを形成する場合、特に幼少期の経験や家族の影響が強く表れるとされます。例えば、ICに土星が関わっている場合、幼少期に厳格な環境で育ったり、早い段階からの責任感を課せられた可能性があります。

ASC、DEC、MC、ICに関する本

ASC、DEC、MC、ICは重要な感受点のため、占星術を学べる「基本の本」に多く紹介されています。以下のページにまとめましたので、参考にどうぞ。

占星術の勉強:基本の本
西洋占星術を独学するための基本書ガイド

当ページでは西洋占星術の勉強をするための基本的な項目が中心となっている書籍を紹介しています。当サイト ...

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