占星術の勉強10:【実践編①】占星術で未来の転機と時期を占う
西洋占星術の未来予測で読み解く大リーガー「大谷選手」
占星術の未来予測にはさまざまな手法がありますが、なかでもプログレス法とトランジット法はその人物の内面的な変化とそれが引き起こす人生の転機、そして、転機の訪れる時期を鮮やかに映し出してくれます。このページでは、大リーガー「大谷選手」のホロスコープを使って、プログレス天体とトランジット天体がどのように影響を及ぼし、人生の重要な出来事にどのように関わっているか一緒に見ていきます。
注意:プログレスでは一日一年法を使用して、トランジットでは木星から冥王星の外天体を使用しています。また、使用している誕生日と生まれた時間や、実際に起こった出来事(Wikiペディア)の情報はインターネットで取得したものであり、その信ぴょう性については保証できません。
「大谷選手」の出生ホロスコープの解読は次のページで紹介しています。
それでは、18歳から30歳までの「大谷選手」の主な出来事とプログレス、トランジットを一覧にしてみてみましょう。
2012年(18歳)時のプログレスとトランジット
10月21日ににMLBへの挑戦を表明したが、10月23日に北海道日本ハムファイターズがドラフト会議で1位指名することを公表。数回の面会の結果、12月9日に日本ハム入団を表明した。
2012年2月~4月:n☽△p☽
n☽⚹t♆ n☽□t♅ |
上記の月のプログレスでは、ネイタルの月に対するアスペクトが発生していて、感情の変化が起こることが暗示されています。アスペクトはトラインのため変化は緩やかです。ネイタルの月は3ハウスに在室しているため、このハウスが示す事柄を通して感情の変化が現れます。
トランジットを調べる場合、月以外にも様々なトランジットがアスペクトを作りますが、この場合はまず、ネイタルの月に対するアスペクトを調べます。なぜなら、プログレスの月がネイタルの月にアスペクトを作っているためです。
月に対するトランジットの木星以遠のアスペクトは上記にあるように、海王星の60度と、天王星の90度です。
トランジットは、外的な要素を表しますので、例えば海王星が象徴する、夢のような出来事が感情に変化を与え、天王星が象徴する突飛な事柄が感情を揺さぶる。とも解釈できます。天体が象徴する意味は無限大にあり具体的に何が起こるのかを予測するのは難しいです。
月のプログレスはオーブを1度とっても2か月間という短い期間だけ有効です。この期間中、内天体も含めたトランジットがネイタルの月に多くアスペクトしたのは、「2012年3月21日,2012年3月23日」です。もしかしたらこの日は感情の揺れが大きかったのかもしれません。
2012年2月~2014年5月:n♀△pMc
n♀⚹t♄ n♀□t♃ n♀⚹t♃ n♀□t♄ |
nMc△t♆ nMc□t♅ nMc☍t♃ |
ネイタルの金星に対してプログレスのMcがトラインを作っています。これは社会生活における成功を表しています。オーブ1度をとったとき、このアスペクトの期間は2012年2月から2014年5月と、約2年間の長期にわたります。
上記の表は、2012年2月から2014年5月の期間中に(左)ネイタルの金星に対する外天体トランジットのアスペクトです。そして、右がネイタルMcに対する外天体のトランジットです。
ネイタルの金星は7ハウスの対人のハウスに在室しています。これは愛情や好きな事が対人関係を通して変化することを意味しています。また、Mcは他者から見える社会的地位を表し、この期間中は3つの外天体がアクセスしています。夢や理想(海王星のトライン)、予想外の状況(天王星のスクエア)、過剰な状況(木星のオポジション)だったと想像します。
この期間中に最もアスペクトが多く強調された日は「2012年5月中旬から5月末にかけて、7月下旬から8月上旬にかけて、2013年2月上旬、2013年3月下旬、2013年5月18日」です。この近辺の日に公表やニュースなどがあったのかもしれません。
2012年2月~4月:n♃□p☽
n♃☍t♃ n♃△t♅ n♃⚹t♇ |
n☽⚹t♆ n☽□t♅ |
月のプログレスがネイタルの木星にスクエアを形成しています。月のプログレスはオーブを1度とっても2か月間の有効期限しかありません。ここでは、他にも重要なアスペクトが作られているので、次に進みます。尚、ネイタルの木星や月に最も多くトランジットのアスペクトが作られたのは、「2012年3月20日」です。
2012年3月~2014年4月:n♂⚹p☉
n♂⚹t♆ n♂□t♅ n♂☌t♃ |
n☉⚹t♃ n☉☍t♇ n☉□t♆ n☉△t♄ n☉☌t♃ |
プログレスの太陽がネイタルの火星に60度を作っています。アスペクトは弱いですが、プログレスの太陽はとても重要です。太陽は内面の変化を表します。火星は行動力や情熱の変化を表します。60度のため自然に変化が起こることを表しています。
特にネイタルの太陽に対するトランジットを見ると、冥王星のオポジションと海王星のスクエアが目につきます。5ハウスの太陽が示す打ち込みたいものについて、一旦ゼロにして(冥王星)、夢や理想を中断(海王星)し、現実的(土星)になる。という内面的な変化のある時期だったのかもしれません。
2012年3月~5月:nMc⚹p☽
nMc△t♆ nMc□t♅ |
n☽⚹t♆ n☽□t♅ |
ネイタルのMcにプログレスの月が60度を作っています。感情と社会的地位のよい変化が示されています。
2012年7月~2013年11月:n♄△p☿
n♄⚹t♇ n♄□t♃ n♄△t♄ n♄△t♃ |
☿△t♅ ☿△t♄ ☿☌t♃ |
この期間、ネイタルの土星に対しプログレスの水星がトラインを形成しており、考え方や苦手意識に対する変化が暗示されています。
また、ネイタルの水星に対するトランジットのアスペクトは全て良好で、この考え方の変化は自然に行われたと考えられます。さらに、ネイタルの土星が1ハウスに位置しているため、本人にとって良い変化であったと言えるでしょう。
特にアスペクトが多い「2013年3月23日前後と2013年5月10日前後」には、このような状況がより顕著であったと推測されます。
2013年(19歳)時のプログレスとトランジット
北海道日本ハムファイターズ入団。初年度、投手としては13試合に登板し、3勝無敗、防御率4.23を記録した。打者としては77試合に出場し、打率.238、3本塁打、20打点を記録した。
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