ホラリー占星術は、17世紀イギリスのウィリアムリリーという人が開発し、その占術に大きな変化はなく現代にまで継承されています。恐らく、日本で初めて出版されたホラリー占星術の本が「ホラリーアストロロジー/宿縁と占星学:訪 星珠 著 」だと思います。1986年出版のこの本は、現在あまりみかけることはありません。値段は7000円くらい。B5判サイズで132ページ。このうちホラリーの章には、基本ルールと38の実例が掲載されています。

基本ルールは古来からのホラリー占星術の公式が10項目にわたって説明されています。

後半は、ノードの解釈について細かく説明があり、「霊感と星のかかわり」というタイトルがついています。

「ホラリーアストロロジー/宿縁と占星学」の中でルールと実例以外に興味深いのは、外国で出版されているホラリー占星術の本の紹介と、その一部の方法を使用した実例です。

7冊程紹介されていますが、ウィリアム・リリーの基本的な公式はこの本の出版当時も変わっていないと言及されています。

氏によれば、ホラリー占星術とは事件の原因・推移・結果を予測する方法とのことです。


ウィリアム・リリーの本は「An Introduction to Astrology」というタイトルで1835年に出版されました。

An Introduction to Astrology: 1835


冒頭で占術に大きな変化はないと述べましたが、1994年に出版されたこちらの本では、いくつかの古典的ルールが通用せず、半分は省き、さらにブラッシュアップしたと説明しています。

The Only Way to Learn About Horary and Electional Astrology
復刻版です。1994年に出版されて以来絶版になっていて中古本が高値で取引されていましたが、2009年に再出版されました。2018年時点で、手に入りやすいので興味があればおすすめします。洋書です。

翻訳された本がこちら:

驚異の実用占星学 (アメリカ占星学教科書)

ルールと判断に関する制限事項が約20項目にわたって説明されています。上記の「ホラリーアストロロジー/宿縁と占星学」のルールと重複するものもあれば、ないものもあります。

占星術の基礎的な学習が終了していることが前提になると思います。12サイン・12ハウス・10天体・ルーラー・ASC,MC・アスペクト・逆行 について理解していると読みやすいです。


上記「驚異の実用占星学」と同じように、古典ルールをベースにアレンジして自己流のホラリー占星術を見出して紹介しているのがこちら。


モダンホラリー占星術 ホロスコープ作成ソフト付き
2005年出版のため付属のソフトはWindowsXPまでしか使えません。しかし、本文は大きな文字で見やすく、説明も初級者を意識しているようで、分かりやすいです。一通り占星術の基本について勉強をした後、ホラリー占星術を学ぶ最初の一歩に。その次に上記の「驚異の実用占星学」を読むといいかもしれません。


こちらの本は、「ホラリーアストロロジー/宿縁と占星学」を意識した内容です。

ホラリー&イベント占星術
このような占い方法もあるという本。前半にホラリーとイベントチャートの違いとルールについて述べ、それを元に34の実例を占術しています。後半にはざっくりですが、イレクション占星術の説明もあります。付録の、雑誌などで掲載する占いについてどのように占っているのか「12星座の運勢の出し方」も興味あるコラムで、実践的です。



Horary Astrology Rediscovered: A Study in Classical Astrology
1990年出版のこちらの本は古典的ルールを用いたホラリー占星術の手引書です。上記で紹介した本にはない、細かいルールがあるのと、ボリュームがあるので最初の1冊には向かないかもしれません。上記「驚異の実用占星学」の中では何百という実例を見て、いくつかの古典的手法は当てはまらないとして近代向けに刷新したとあります。上記のどれか一つを読んだ後、こちらの本を読んで、自分なりにあう手法を選択していくのがよいと思います。



ホラリー占星術 いけだ 笑み 著
上記、古典的ルールを用いたホラリー占星術の「Horary Astrology Rediscovered」の日本語版のような感じです。古典的手法がいろいろと解説されています。こちらも、最初の1冊には難しいかもしれません。


ここで紹介させていただいたどの本をとっても同じルールの本はありません。何冊か読んで、「ネイタルチャートの解読以外にもこのような解読法があるのか」という視点で勉強されるとよいかもしれません。

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