西洋占星術の本の紹介や基本的な勉強内容からホラリー占星術などアドバンス的な占星術の紹介をしています

ある人の基本運命を解読したあと、それがいったいいつ頃起きそうなのかを占います。

西洋占星術で未来予知を行うには、いろいろと方法がありますが、概ねプログレス法とトランジット法の2つを勉強することになります。

プログレス法
トランジット法
その他の未来予知法
未来予知の本

プログレス法

プログレス自体にも様々な占い方がありますが、一般的なのは、一日1年法です。生れた日の天文歴の位置から1日を1年として考え、どんどん先を見ていく方法で、ネイタルの天体との間でアスペクトが生じていないかや、逆行や他のサインへ移動していないか(イングレスといいます)などを見ます。

ただし、動きの遅い火星から冥王星は、ほとんど位置が変わらないため、この方法ではなく、1度1年法を使う人もいます。1度を1年として、ネイタルの天体を進めていく方法です。私は、1日1年法のみ使用していて、動きの早い内天体(太陽、月、水星、金星)のプログレスのみ注目しています。

プログレスでは、内面の変化(心理状態の変化)が起こる時期を表すと言われています。例えば、結婚がしたくなる時期などです。一方、トランジットは外からの変化が起こる時期を示しているといわれます。例えば、求婚される次期などです。

プログレスやトランジットがネイタルの天体に多くのアスペクトをしているときは特に何かがあると判断します。また、ネイタルに暗示されている事柄のみが起こることに注意します。いくらトランジットがよいアスペクトをとっていても、ネイタルに暗示がなければ何も起こらないということです。

オーブは1度とすることが多いようです。

トランジット法

トランジットは、調べたい時期の天体が、ネイタルのどの天体とアスペクトしているか、または、どのハウスにいるのかを見ます。

特に、動きの遅い外天体(火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)に着目します。それは長期間に渡って、ネイタルの天体にアスペクトをとるためです。月は1度動くのに約2時間と早いため影響は短時間です。しかし、冥王星は数カ月から年単位になりしかも、逆行もするため、場合によっては数年に渡って影響を与え続けます。

冥王星は月よりもはるかに大きな影響を与えるわけですが、月やその他の早い動きの天体が冥王星と一緒に、ネイタルの天体にアスペクトをとることによってその影響が単発的に大きくでることがあります。

そのため、トランジット法で占うときは動きの遅い天体から着目していき、もし、ネイタルにアスペクトしている時期があれば、その時期に同時にネイタルの天体にアスペクトしているトランジットの天体がいないか確認していくのが手順になるでしょう。

トランジットのオーブは占い師によってまちまちです。トランジットの天体によってオーブを決めている場合もあります。

その他の未来予知法

上記以外に、ソーラーリターン、ルナーリターンという方法も使われます。これは、毎年・毎月がどんな年・月になるかを占うもので、出生時間が正確でないと占えません。

生まれた時の太陽の位置に、トランジットの太陽がぴったり重なる時間のホロスコープを作ります。例えば、今度迎える誕生日のトランジットの太陽が、ネイタルの太陽と同じ位置にくる日時を計算してその時間のホロスコープを作るのです。これをソーラーリターンといい、毎年その重なる時間は変わります。(パソコンソフトのStargazerは、瞬時にこのソーラー・ルナーリターンを作成してくれて便利です。)

作成する際に注意したいのは、場所です。その年に住んでいる場所や、引っ越しする場合は、新しい場所の緯度経度でホロスコープを作成します。

こうして作られたソーラーリターンの、月やAsc,Mcがネイタルのどの位置にあって、アスペクトしていないかなどを見ていき、その年がどんな年なのかを占うのです。

太陽の場合(ソーラーリターン)は、約1年間がどのようになるかを占いますが、ルナーリターンは約ひと月がどのような月なのかを占うために利用します。

ソーラーリターン、ルナーリターンも奥が深く、専門の書籍が出版されています。和書は少なく、あまりありませんが全くないわけではありません。可能なら日本でも洋書が手に入りますので、洋書もお勧めです。

未来予知の本

未来予知のみ重点を置いて解説している本をご紹介します。(尚、トランジットとプログレスについては説明している和書が多く、比較的手に入りやすいです。)

未来予知の主な技法をほとんどカバーしたハウツー本といえばこれではないでしょうか。

日本語に訳された本が、魔女の家BOOKSから販売されましたが、現在入手困難だと思います。「アメリカ占星学教科書別巻1」という本ですが、知りたいことが網羅されていてとても勉強になったのを覚えています。

どこかに無くしてしまい、探していたのですが、最近原書がリニューアル&販売されました。内容はほぼ同じだと思います。英語が読めるという場合はぜひこちらをどうぞ。
尚、著者が過去に出版された本は、これ以外に何冊かありましたが、リニューアルしてこの本を含め6種販売されています。

1992年に魔女の家BOOKSより発売された、「未来予知占星術」という本があるのですが、トランジットする天体同士が作るアスペクトの解説がされた本です。世界占星学選集の第1巻として販売され、当初「アメリカの占星術」という名前でした。この本は、絶版で入手は困難だと思います。

原書が「Transits in Reverse」というタイトルで古本ですが入手できるようです。

日本で販売されたのは、原書から抜粋したものだったと思いますが、ページ数は300を超え、ボリュームがあったと思います。

冥王星のトランジットとネイタルの天体がつくる個々のアスペクトの意味について解説した本。

冥王星は一番外側を運行する天体で動きが遅く、ネイタルの天体とアスペクトを作る期間が数年と長いため、その影響は大きいとされます。一体どんな影響があったのか、著者の経験も交え解説した本です。トランジットの冥王星のみに着目している点がポイント。

「Planets in Transit」

1980年に初版が販売され、現在もロングセラーを続ける1冊です。邦訳はないと思いますが、部分部分いろんなところで参考にされていると思います。

トランジットのみに絞って解説された本ですが、基本の10天体のトランジットとネイタルの10天体、MC、ASCとの組み合わせの意味、アスペクトは0,60,90,120,180の5種です。

その他に、ハウス通過の意味もありますが、もっとも大事なのは冒頭の部分でどのようにトランジットを扱うのか、トランジットする天体がつくるアスペクトをどうみるのかというのが簡単ではありますが、参考になることが説明されています。

私が所有しているのはペパーブック版で、B5サイズよりもひとまわり小さく、厚みは電話帳くらいあります。

現在のところ、洋書の本がほとんどなのですが、和書で未来予想の技法をいろいろ解説している本がこちら「宿命占星術」です。

トランジット、プログレス、ソーラーリターン、ルナーリターンの他にも相性の見方なども解説しています。それゆえ、未来予想の技法のみに重点を置いている本ではありませんが、ソーラーリターン、ルナーリターンを解説している和書が他に見当たらないため、お勧めです。

入手できるのは古本のみですが、役に立つ1冊です。

和書では、入門の本で最後に未来予知法として、トランジットとプログレスを紹介&解説している本が多いです。その中で、ソーラーリターンについても解説している本を紹介します。

大型本で、500ページ近くある本です。内容は多岐に渡り、サビアン・ハーモニック占星術にも触れています。

占星術の教科書として書かれたそうで、理解するためのつくりになっています。このような本はめったにないのではないでしょうか。

この本を使った授業や、または、読んで理解できないところを補える講座やオンラインヘルプ、オンラインコミュニケーションサークルなどがあればいいなと思います。

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